あらすじ
レナード・バーンスタインとフェリシア・モンテアレグレ・コーン・バーンスタインの生涯の関係を振り返る、非凡で大胆不敵な愛の物語。人生と芸術へのラブレターである本作は、家族と愛について叙情的に描く。
Filmarksより
偉大な指揮者で作曲家のレナード・バーンスタインの生涯を描いた映画。
最初の感想としては「そこまで感動しない、音楽を知らないから」。クラッシックも興味なく彼自身のことも名前しか知らない私には、少々とっつきにくい内容ではあったのは確かです。
物語が最初の3分の1くらいがモノクロです、何故かは知りません、戦前だったとかでは無いようでちょっと意図がつかめないです。ですから若い頃の彼の姿はモノクロで見ることになります。
NYのフィルハーモニー楽団の指揮者に体調が悪くて立てなくなったブルーノ・ワルターの代役として抜擢され、その日の演奏がラジオで放送されたことで、彼は無名の人から一躍有名になったとのこと。
その後、彼の妹を通じて女優のフェリシア・モンテアレグレと出会い結婚。その辺りの恋愛期間は明るく活き活きとミュージカルも取り入れられて描かれていて、観ているこちらもとてもワクワクします。ただ、奥さんと出会う前に交際していた人は男性、それを観た時は「えぇっ?」と怯みましたが…
(出典元:映画.com)
ただカラーになって子供が生まれ何不自由ない家庭にみえますが、バーンスタインは前に書いた通り同性愛者の部分も持ち合わせていて、フェリシアに隠すことなく若い男性を家に呼んだり親密にしたりして、フェリシアを非常に苛立たせ決定的に仲が悪くなり離婚寸前まで行きます。
この辺りになるとちょっと見てる方としては胸糞悪く感じてしまうのが本音。
せめて男といちゃつくなら家族には隠せや!と。
結果的に二人は離婚することなく愛を取り戻したのですが…
その愛を取り戻したシーン、聖堂での指揮が御本人さんが乗り移ったんじゃないかと言われるくらい情熱的で素晴らしいんです。
その時の曲がマーラーの「復活」(知らないのでもちろんググった)。
ファンの方ならこのシーンだけでも見る価値はあるでしょう。
とりあえず…そうねぇ、
◯ 情熱的な指揮をしている場面はかなり胸熱!
◯ バーンスタインのメイクがすごい!本人に激似させてる鼻が特に。
◯ 彼の作った曲がサウンドトラックとしてしようされてるからファンには最高
△ 喫煙シーンしかない!みんなヘビースモーカー過ぎてしんどい
△ いきなり時間軸が飛ぶ。かなりの期間で飛ぶ
よくみりゃスタッフが豪華すぎやしないか。
ブラッドリー・クーパー監督・主演
マーティン・スコセッシ
スティーブン・スピルバーグ製作
アカデミー賞7部門ノミネート、うーん。
メイク&ヘア賞は差し上げて欲しいけど主要な他の作品を観れていないので何とも言い難し。
映画の冒頭とラストにバーンスタインさんの実際の映像が使われています
ただの感想でネタバレになってませんよね?