頬杖のココロの奥

気がついたら頬杖を付いている私が斜め上を見ながらぼやく日々

ボリウッド「地上の星たち」☆彡

2本目続けてボリウッド行きまーす!
惰性で観ていかないと観ないうちに配信終了してもうたってことになるので。

これを観終わったらあとは名作「君の名前で僕を呼んで」が残っているだけなので勝ったも同然。いや、何に(笑)

地上の星たち(インド、映画)

はいきました、165分。ラガーンの224分よりかはぐっと短い。
でも長い。2時間45分。

ただ踊らない、いや1回しか踊らない。だから短くなったのか?
まさか。その代わりサウンドトラックの歌が多くて、その度にセリフは止まる。それがなかったら多分120分だったな。

 

あらすじ
中流家庭に生まれた8歳の少年は、仕事人間の父、優しく美しい母、成績優秀の兄のもとで、空想力が豊かな自分の素質を持て余していた。勉強に身が入らず、教師にもさじを投げられた彼は、父親の命令で厳しい全寮制学校に転校することになる。そんな中、臨時教師として赴任してきた美術教師と出会った彼は、真の才能を少しずつ開花させていく。


8歳の少年イシャーンは全く勉強が出来ず3年生を留年。友達からは馬鹿にされ先生からは毎日叱られ。テストは0点なので親にはもちろん見せない。
兄は成績トップ、運動能力も抜群。なのにこんなにも出来が違うと親はイシャーンが怠けて勉強をしないだけと怒る。
ある日学校で廊下に立たされた日、そのまま学校を抜け出してさぼり街を徘徊。それが親にバレこっ酷く叱られ、ついにイシャーンは全寮制の寄宿学校に送られてしまう。

新しい学校に行っても何一つ理解できず、親も兄もいない生活でどんどん孤独感を深めてしまい毎日が絶望でしかない彼。
ある日美術の先生が代わり、臨時講師のニクンプ先生がやって来る。初日にマントを被り笛を拭き歌い踊る変わった先生。
好きなものを描いてという授業に、絵が得意なはずのイシャーンは何も描けずにいたため、ニクンプ先生は彼のことが気になり他の先生に彼のことを尋ねるも…


主役はあくまでもイシャーン演じるダルシール・サファリーです。アーミル・カーンは今回は準主役。
ストーリーが進むに連れ、少年が「ディスクレシア(失読症)」であることが解ります。私は発達障害なのかなと思いましたが、学習障害の一つである上記の障害でした。

そこから一気に展開が広がりだします。

前半はとにかくイシャーンが罵られ叩かれ、好奇心旺盛でいたずらっ子の顔だったのが何一つ表情が変わらない無感情に様になっていく暗黒のような話。

後半は先生が彼に解るような読み書きの方法で文字を覚え、だめな子からの脱却と輝かしい未来の始まりです。

(出典元:Netflix

この映画はちょっと長いけれどもかなりおすすめ。
アーミルが出てくるところまでは非常に辛いストーリーが長々と続くので心が折れそうにもなりますが、ニクンプ先生がイシャーンがなぜ失読症だと解ったのか、それからの乗り越えていく様はとてもワクワクします。


面白いことにこの子役のダルシール・サファリーは2024年またアーミルと何か共演されたようですね。


ラガーンよりもこちらのほうが私としてはオススメ。だけどNetflix以外で配信していないようです。ネトフリももうすぐ終わるので他で配信されるといいのですが。