頬杖のココロの奥

気がついたら頬杖を付いている私が斜め上を見ながらぼやく日々

パリ、混沌と未来(フランス、映画)

高まる社会的緊張に揺れるパリの街角。運命の愛に揺れるひとりの女性が、夢、記憶、そしていくつもの「もしも」が交錯するゆらめきの世界に迷い込んでいく。

 

という映画紹介ですが、


なるほどさっぱり解りませんでした。

Filmarksでは観てる人が少ないので、IMDbもチェックしてみました。
10段階で4.6もあるんかい!!なんでやっ!

ナイトクラブで出会い意気投合した大学生の二人アナとグレッグ。
アナは卒業後もやりたいことがなく、カフェのウェートレスなどで適当に毎日を過ごすが、グレッグは仕事に付き、今度バルセロナでの仕事を任されることを話す。
彼の収入で払ってる二人の同棲生活、バルセロナに二人で越せばさらに楽しい毎日になると言う彼の言い分。でもパリに何となくい続けたいアナ。
そこから二人の言い争いや対立などが生まれてくるんですけど…


もうね、訳分からん。どれがいつの話で何をやっとるんじゃ。
やたらとチカチカする画面。視覚効果で夢や過去を映し出したいのか、混沌としたアナの感情なのか解らないが、この監督は観客を「ポリゴンショック」に陥れたいのか目が痛い。本当に眩しいやら辛いやら。

アナがいつも走ってる。何のために?錯綜とした世情を生き抜けようとしてるの?それとも何かに追われている緊張感?
パリで起こっているデモや暴動の背景も合わさって、常に焦燥感なのか不安感なのかカメラワークもグールグル。

バルセロナに行くことになったグレッグに付いていくことになったらしいアナが乗るはずだった飛行機が墜落、全員死亡。
乗らなかったんだから、ラッキー!これは新しいチャンスやみたいなことをグレッグが言うのもどないやの、って思わず関西弁が出てまうわ。

フランス映画はストーリーより芸術性が高いとよく言われますが、それを遥かに超えて「言いたいことが全く解らない」作品。
これっていわゆるヌーベルバーグと言われるトリュフォーよりも難解。

夢も記憶ももしもも要らんのよ!
走らんでええからもっと何とかならんかったんか。
走ってる姿をひたすら真横で撮ってるカメラマンもしんどくなかったんか。

きっとネタバレとかもっと詳しい解説サイトを見ても理解できないだろうし、こんなのみたらフランス映画が嫌いになるわ。

86分でありがとう。120分なら気が狂う
ちなみに下の動画にあったフランス人の解りやすいコメントをGoogle翻訳しますと

この映画が作られた背景を知らない人のために説明すると、この映画は非常に限られた予算(決して単純ではない)で映画を作るという目標を設定した若い俳優のグループです)そして質問をしました。お金がなくても映画は作れるのか?このプロジェクトを実行するために、彼らは撮影期間中ずっとパリで起こった出来事、デモ、コンサート、襲撃などを利用することに決めました(それが、フランスの失われた都市ではなくパリである理由です)...野心的で革新的基本的に映画、楽しみにしています

楽しかったですか??

 



※ポリゴンショックとは、言わずと知れたポケットモンスターの番組内の「強い光の点滅や色調の激しい変化」により、多数の子どもたちが体の不調を訴えた事件