頬杖のココロの奥

気がついたら頬杖を付いている私が斜め上を見ながらぼやく日々

クリスマスに見る悪夢(映画の話)

特にクリスマスだからってやることなんてなにもないですからね。
ツリーがあるわけでもないしケーキが必要な年齢でもないし。

とりあえずは年賀状を書くだけ。
ひたすら1枚書いては飽きて放り投げたくなり、また1枚書く。
はぁ昨今の郵便事情から元旦に着くタイムリミットは着実に短くなりつつあると思うので、26日までには出そうと。

出したよねーー、それくらいはやるよねーー!

昼間は何もやる気が起きないから夜中に書きまくったよねー!

 

あとはひたすら映画とか見てただけです。掃除?しなくても死なないことはやりません。でも要らない書類に埋もれる生活は嫌なんで、本当にシュレッダーはいい加減やろうとは思います…

 

ひたすらNetflixの作品の感想書くよー。あと前に適当に1行で書いていた作品の感想、良かったものはもう一回まともに書き直すよー!

 

・君がそばにいたら(メキシコ、映画)

最近ハマりつつあるゲイ映画。というか奥さんも子供もいる普通のシェフの男性が、遊びに行ったゲイバーで一人の男性と出会い恋に落ち自分がゲイだと悟る。
それが奥さんにバレ彼氏を選び、二人の明るい未来を信じアメリカへ不法入国し一旗揚げようと行動するも…

焦点は不法入国をしてまでも選んだアメリカが良かったのか、そこらしい。アメリカで着実にステップアップ出来たとして、メキシコの家族に会いたくても、一度帰国すると再入国は出来ない。親の死に目にも会えない。
良くなると信じて危険を犯した行動は、果たしてそれが正しかったのか。それがこの映画の言いたかった点なのかな。実話とのこと。

近距離恋愛アメリカ、映画)

在り来りなラブコメ。女に不自由しないモテる男とその大親友の女性。女性がスコットランドに半年行くことになり、男は急に寂しさを覚える。待ちに待った帰国時に知ったのは彼女が突然婚約してたからさあ大変。
そこから先は王道の展開だから特段書くこともないけど、スコットランドの婚約者が完璧過ぎるのもどうかと思うの。テンポはいいので、見てて飽きはしないくらいの内容。

 

・すべての見えない光(アメリカ、ドラマ)

多くの方がまず感想としていうのが、ドイツ人もフランス人も全部英語話すのよね。アメリカ映画だからそうなったんだろうけど、違和感ありすぎてそれで話に入りきれない人も多いみたい。
ホロコーストの話ではなくて、伝説のダイヤモンドを取り巻く話と、フランス人の盲目の娘が禁止されている外国語の放送で、開放のために欧米諸国に暗号放送と離れてしまった父への話しかけを続ける、みたいな。いや難しいな。

見えないからこそ描写に敏感になるというか、美しさも恐ろしさも際立って見える。ホロコーストのような残虐なシーンはかなり少なく、シンドラーのリストとか戦場のピアニストのような非情な悲しみはそこまでじゃないんだけど。

いろんなストーリーが絡み合って進んでいくので、出来たら一気見をおすすめ。

 

 

・不機嫌な人々(スウェーデン、ドラマ)

他でも書いたのですが、なんでや!と思いながらでもいいから1話を頑張って見て欲しい。私だって何度突っ込んだか、コメディだって言い聞かせながら見ましたよ。そしたら少しずつ人々の繋がりや裏描写が解ってくるので。
解ってきても全てはスッキリしないけど。
珍しく主人公がイケメンじゃない3枚目タイプ。私には中川家の弟に見えて仕方なかったのがズルい。それだけでコメディ。
内容は銀行強盗がとある建物に人質を取って立てこもるのを解決する話。

 

・窓辺の女の向かいの家の女(アメリカ、ドラマ)

サスペンスドラマ。子供を失って精神的に自暴自棄のようになり日々ワインに溺れる主人公。ある日向かいに親子が引っ越してきて、仲良くなり…と思いきや。
これ、リミテッドエディションなんですよ。そう、もう続きは作られない完結しているドラマってこと。1話も短くサクサク見れる。結構ハラハラするし展開も変わってくる。で、ラストがなんであれなの?と結構結末にビビり倒されます。

という私の感想よりもこれ「コメディ・ぶっ飛んでる作品」にも分類されてるわけ。どこが?という謎は、これパロディとのこと。同じネトフリにある「窓辺の女」という作品のパクリ?らしい。そこを抑えておかないとコメディと解らないらしいのよね。
なんかいろいろと難しい。あと何やら続編に繋がるような終わり方。え?リミテッドだよね?どういうこと?

・ジャスト・ア・メリークリスマス(ノルウェー、映画)

彼氏がインド人、彼女がノルウェー人。そんな二人が婚約したことを内緒にしたまま、ノルウェーの彼女の家のホリデーシーズンを過ごそうという話。
文化も違えば何もかも違う二人に振り回される家族。そりゃ不満もお互い募るよねと。一応いろいろあれどちゃんとまとまるのでご安心を。最後はやっぱり踊ってる、そこがまたインド要素ってことで。

・ラブ・イズ・ア・ストーリー(ルーマニア、映画)

クリスマスに街で恋に落ちた二人が、貧困と純愛に挟まれて悩みもがきながら、明るい未来を信じてるって話。女性は女優だけど、力あるプロデューサーの旦那を捨てた途端仕事がなくなる。男はプロのバイオリニストだけど、実力と仕事が結びつかず極貧。
要は愛があれば苦難も乗り越えられるっていいたいんだろうけど、努力が見えないから全然共感できない。

元旦那が気持ち悪いのなんの。別れた妻を忘れられずあの手この手で仕事を与えて寄りを戻させようとするんだけど、今ならパワハラだからね。
ラストの辺りも無理やりの結末感に、感動どころかなんでやねんってドン引き。今回感想を書いてる作品の中で一番どうでもいいやつ。

 

 

予告でバイオリン弾いてる人を見たらもう見なくていいから。イケメンでしょ?
そこだけだから!なんでクリスマスに見たんだろう、はぁ…速度1,5倍にして見ちゃったよ!普段は速度絶対触らないのに(涙

 

・ジョナス(フランス、映画)

投げやりにその日その日を生きてる看護師のジョナス。彼氏に振られ行く当てなく、ホテルのロビーでレオナールに声をかけられる。翌日レオナールの家で目が覚めると、なんか見覚えのある景色。そこは、若い頃の恋人ナタンの実家で、レオナールはその兄だったという話。

また来たよ、辛い深い話。ジョナスにとってナタンとの過去は深い傷。兄ナタンが行方不明のままだったレオナールとその母。知ることになる現実、絶望。
ごめんなさい、ネタバレみたいになっちゃった。

 

・ゴッズ・オウン・カントリー(イギリス、映画)

イギリスヨークシャーの寂しい荒涼とした大地が舞台。
大学に行く余裕すらない家庭のジョニー。父は半身不随の体だけど厳しい性格。家業の牧畜を一人任され、夜は酒場で酒に溺れる日々。羊の出産シーズンになり、人手を補う形でゲオルゲという青年を期間限定で雇い入れる。
言葉少なくいろいろ衝突する二人だけど、ゲオルゲのふと見せる優しい仕草とかに引かれるジョニー。孤独と人恋しさからくるものもあるんだろうけども、そのジョニーとゲオルゲが激しく求め合うシーンでさえ、前後にほぼセリフはない。というかこの映画には極力セリフが抑えられてて、余計見るものを惹き付ける。
日々鬱屈してつまらなそうにしているジョニーがゲオルゲに見せる緩んだ笑顔。そこにセリフはなくても幸せが訪れたことがうれしくなる。
これから二人で仲良くやれよって思うラストで二重丸。

 

・ムンバダイアリーズ(再掲。インド、映画)

インドの人気俳優アーミル・カーンと妻で監督の作品。アメリカから一時帰国して、趣味のカメラで労働者を撮っている女性。寡黙で人付き合いが嫌いな画家の男性。カーストの最下層で辛い人々に疎まれバカにされながらも掛け持ちの仕事をし、俳優を夢見る青年。画家の引越し先に残されていたビデオの中で、家族に話しかけている若い女性。
各人の絡み合いもありながらも、一番気になるのがビデオレターに残された女性ヤスミン。新婚で楽しい語り口から始まるビデオレター。回を重ねるごとに笑顔が消え内容がなくなっていく。
ヤスミンはどうなっていくのか、画家のアルンは取り憑かれたように先を見、衝撃の事実に繋がっていく。

全員のあれこれはとても書ききれない。ムンバイにある日常を飾り気なく撮った、そんなインドの風景。派手さと賑やかさをすべて取り払ったらこんな作品になりました、そんな感じ?出来たら再生速度はそのままで。
余談ですが、アマプラの同名の作品と違います。あとアーミル・カーンって松平健と同じ系統の顔だよね。

 

 

もう疲れました。他にもあるんだけども頭が悲鳴あげてますので終わり。
この中で1本上げるとすれば「ゴッズ・オウン・カントリー」

映像の美しさも緩急あるストーリーも非情に魅力的。
言葉なくても愛が伝わる画面、力強い。
そう、彼らに「愛してる」の言葉はこの作品には必要なかったみたい。

 

 

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