頬杖のココロの奥

気がついたら頬杖を付いている私が斜め上を見ながらぼやく日々

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語

アカデミーを追っかけて4作目、短編40分の映画です

※私の書くものはただの関西のオバハンの感想であって、考察ではありません。そんな文章力もないし語彙力もありません。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語

 (イギリス・アメリカ、映画)

大金持ちで働いたことことがなく、賭け事が大好きな男ヘンリー・シュガー。ある時、目を使わずにものを見ることができるという導師の存在を知った彼は、その力をギャンブルでイカサマをするために利用しようとするが……。

映画.comより

変わった映画の作り方、何だこりゃ。
背景が作られた場面に登場人物が出てきて、何故かカメラ目線で物語を語っていく感じ?セリフ兼説明みたいな ”セリフ” だし。

最初に出てくるのが、物語の作者の人。そこからその物語の主人公ヘンリー・シュガー(仮)の場面、そしてヘンリー・シュガーが自宅で見つけた薄い本の中の世界へ、と移動していく。
その薄い本に書かれているのが「修行で目を使わなくても眼の前の物が見えるようになったおじさんの話」で、自分もそれが出来たらカードゲームでイカサマやり放題と思いついちゃうという。で実際イカサマやり放題なんだけど~…

ややこしいですね、40分の話なのに書くとややこしくなっちゃう。
実際観るとちゃんと解ります、ああそういうことねと。
でもこれが2時間作品なら確実に飽きたな、あ…実はこれ一回寝ちゃったんです、40分作品なのに。もう一回眠くない時に観たら面白かったという。

コメディですから面白いんだけど、とにかく画面に刺激がないんです(笑)
字幕だから文字を追いつつ、人形劇の大人版を見せられてるかのよう。いや演劇というべき?そこがこの作品の醍醐味なんだろうなぁ~

(出典元:映画.com)

こうやってセリフだったり場面説明のところどころでこっち向くの。
この世界観がウェス・アンダーソン監督さんの持ち味らしい、なるほど!

ヘンリー・シュガー(仮)氏の家も豪邸なんだけど、背景は絵で書かれてるのでめっちゃ質素。何回も言うけど変で面白い。3D絵画みたい。
(仮)というのは実名ではないから。実名ではない理由はネタバレになるから書きません。観れる方は観てください。

なにがワンダフルなんだい?と言いたいけどまぁいいや。

あとこんな短い作品なのにレイフ・ファインズベン・キングズレーといった超大物が出てるのが意外。一人2役くらいこなしてるのかな?


www.youtube.com


短編実写賞のノミネート作品は2作観ましたが、こちらの方が印象的でした。さてどうなることやら。