頬杖のココロの奥

気がついたら頬杖を付いている私が斜め上を見ながらぼやく日々

節分は嫌いでも何でも無いが恵方巻は嫌い

今日は節分。

神社で前もって豆を授けてもらうのをすっかり忘れておりました。
時々神戸の湊川神社でふくびきくじ付きの豆を求めに行っていたのですが。
旅行券とか電化製品とかも運が良ければ当たると。
大概はジュースですけどね、くじ運がないんで。

で、私短大時代にスーパーのお寿司を売ってるコーナーでバイトしてたんですよね。それこそ30年前くらいです。1年半くらいいました。
まぁ自分から応募したわけじゃないので、上手いこと乗せられてバイトすることになったんですが。。。

友達がダイエー女館(懐かしっ!昔、三宮にはダイエーがあれこれあったんです)でキラキラバイトしてたり、パン屋さんやファミレスでバイトしてた時に「寿司屋」

スーパーの中だったのでレジとかの担当はありませんが、ギャル感は全くなし。
おじちゃんとおばちゃんに囲まれ、楽しいのか楽しくないのかと言われるとまだ楽しかったと言っておきます。

ただ問題は「魚臭い」「寒い」

学校に行くと「なんか◯◯ちゃん臭くない?」とか言われる。

だって魚の切り身とかサバフィレとかあるんだもん、あと酢飯も臭うよ。

当時のお店は元寿司屋の職人さん上がりの人が、本当に握ってたり巻きずし巻いてたりしたんです。すっごい早かった!だからよく包丁も研いでいたし巻きずしもすごい綺麗に切っていました。

今だったらほぼご飯はロボットで握るでしょ?
昔は職人さんの握りだったんです、バイト先ではね。

でも年に数回頭がおかしくなる忙しさの時が。

晦日と節分。まじで頭おかしくなる。

晦日は仕方なし、節分ですよ!節分。
まず正社員のおじさん二人は徹夜。徹夜で各種巻きずし巻きまくる。

当時から1種類じゃなくて5~6種類あった気がします。
そしたら、今でもパックにシールが貼ってますよね?恵方巻きだの、〇〇巻だの。あれを地味に用意するのはバイトの仕事。

山のような透明のパックに、次から次へとシールを貼りまくる。そのために掃除やら片付けやらも超スピードでやって、毎日指示された数を用意できるように他のバイトとシール貼り。

節分の前って休みでも何でもなくて学校あるんです。
2年目の節分の時、シール貼りが間に合わなくて、家に持って帰って貼って。
学校行く前にバイト先に届けた記憶も。

それでも売り切れるっちゅーねん!!

群がる人々をみたことはありません、学校行ってましたから。


だから今でも「恵方巻」とか大嫌い。
海苔問屋への恨みは死ぬまで続く。

2月で寒いのに、まぁ元々バックヤードは暖房もないしその中でレタス洗ってちぎったりきゅうり切ったり。それもバイトの仕事。手はあかぎれ、10代なのに;;

でもね、どんなに売り切れになっても売り場のパートさんとバイトの食べたい巻きずしのご飯だけは確保してくれてました。
徹夜で疲れ切った体で店長さんが帰る前に聞いて、用意してくれました。
もちろんタダです。

「なにがええ?」
「サラダ巻きにしまーす」

バイト先が寿司屋だったので、わさびも食べれるようになりました。
鯖寿司も好きになったし、炊きたての椎茸は凄い美味しかった!

隣が天ぷらとコロッケのコーナーで、時々「お芋さんあがったから食べる?」って貰いました。熱々のおいもの天ぷら最高です。

だけど恵方巻とかなんも楽しくないっ!!