頬杖のココロの奥

気がついたら頬杖を付いている私が斜め上を見ながらぼやく日々

「タクシードライバー」デ・ニーロ若過ぎ

タクシードライバーアメリカ、映画)

タクシードライバーとして働くベトナム帰還兵のトラビス。戦争で心に深い傷を負った彼は次第に孤独な人間へと変貌していく。汚れきった都会、ひとりの女への叶わぬ想い――そんな日々のフラストレーションが、少女との出逢いをきっかけに、トラビスを過激な行動へと駆り立てる!!

ソニー・ピクチャーズより

(出典元:ソニー・ピクチャーズ)

何にも予備知識がないまま観ました。何じゃあのモヒカン頭は。

疎外感を抱えていると言っても、世間と交われないわけでもなくタクシードライバーとしてうまく雇われているように見えるんですけども。夜眠れないというのは帰還兵として今で言うPTSDなのかな、と考えられますが。

大統領候補応援事務所の女性に一目惚れ?してつきまとい、デートまでこぎつけるものの結果的に愛想をつかされてしまう、だってデート先がポルノ映画館。

ある日彼のタクシーに少女が駆け込んできたものの、男性に引きずり降ろされてしまいます。その少女こそ若き日のジョディ・フォスター。若干12歳にて売春をしていることにショックを受けるもののどうにもすることが出来ずにただ見ているしかなかった。

 

タクシーに乗って世の中を見ているとあまりに混沌とし汚い世界。それを彼は自分の手で綺麗にすると考え、売人から銃を何丁も購入。
鏡に向かって銃を構える自分に酔い、「この街のゴミを(犯罪者や娼婦など)綺麗にする」ために銃を持ち歩くようになる。

最初は街の食料品店に居合わせた強盗。躊躇なく犯人に発砲。
そして口約束ばかりで何もできそうにない大統領候補自身の暗殺も企てるものの、寸前で気づかれてしまい逃走。この頃には狂気が漂い始め、頭はモヒカン姿に。

標的を12歳のアイリスを売春から救うことに変えたトラビスが、売春を取り仕切っている男やビルの管理者を次々に発砲。

ヒェぇぇ!!私の嫌いな撃ちまくりじゃないか!!
しかもみんな即死じゃないからもう血の海地獄。

そこからラストは何故ああなった、と言いたいがもうどうでもいい。

これは名作なの?とりあえず私の苦手な「ダークすぎる世界観」「何でも撃てばいいと思ってる」要素が満載すぎて個人的にはあかんやつ過ぎました。

邦画でもたけしとか絶対観ないからね、ヤクザとかギャングとか大嫌いなんですよ。もうそこまでのシナリオじゃないけれど。。。

自分の手で綺麗にする=皆殺しという極端な考え方が恐ろしいんだけども、こういう人は世の中生き苦しいから余計に追い込んでいってしまうタイプなんでしょうね。

私のように面倒くさいが口癖でどうでもなんでもいい性格なら、「ああいう奴らとは知り合いになりたくない」程度で狂気は止まっていただろうに。

ああ、恐ろしい。銃のある国と夜歩けない国には小心者だから住めないわ

 


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