2015年10月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2459ページ
ナイス数:31ナイス
銀座旅日記 (ちくま文庫)の感想
こういう本好き。もう誰に会って何を食べて、どこに行ってという凄く素朴な物が大好き。
適度に本の感想もあって。
ただいいモノ食べてはるなあと羨ましい限り。
久々に自分好みの当たりの本でした
読了日:10月25日 著者:常盤新平
第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)の感想
更に解らなくなった。国境を超えたのはクラウスではなかったのか?二人の証拠のリュカのラストは?
この三冊目が真実だとすると、国境を超えたのはリュカであって、そこでクラウスと名乗るのだけど、一作目で描かれた二人の絆は哀しくリュカが書いた物語だったのか。小さい時に生き別れ、人生の終わりに再会。だけど死ぬ前のやり残した事としての再会なんて絶望感ばかり。
読み手として1.2作は何?と混乱するが、アゴダクリストフの自伝を読めば、背景と共に徐々に納得出来てくる。
でもまだ混乱している(笑)
読了日:10月24日 著者:アゴタ・クリストフ
ふたりの証拠 (Hayakawa Novels)の感想
悪童日記の続編。今回はいきなり名前が登場して、文章も日記から物語風に変わっていた。回りの人物も名前になり、大人になった双子の片割れのみが物悲しい町に残り、また絶望的な日々を送るけどもマティアスの存在がなんかリュカよりも凄みがあって、ラストが泣ける。しかし関わる人の死の多いこと、それが更に作品に闇を放っているみたい・・
読了日:10月19日 著者:アゴタクリストフ
苦役列車の感想
文庫本で読みました。ああ、こういうのが私小説なのだなと。非常に男臭い、底辺の日常が見えてあっという間に読破してしまいました。
最初併録されている短編が別章だと思い、なんでこんなに話が飛んでいるんだ?と勘違い。
腰痛より痛風の方がよりリアリティだけどそこは私の欲望。
しかし、西村先生は難読な言葉を使われるので、時々読めません;;
読了日:10月18日 著者:西村賢太
身近な危険から自分を守る!ゆるサバイバル入門の感想
読みやすい漫画が殆どで、結構情報てんこもり。
あれもこれも気をつけたりとかしんどいけど、最低限これだけは!というのがたくさんで、女子は読んでおいて損はないですよ。
為になりました
読了日:10月12日 著者:ふじいまさこ
自殺の感想
タイトルはすぐに意味がわかって、やっぱり最初はその話か!ということだったんだけど、末井さんのその後の話にちょっと目新しさが無いのが勿体無いというか。もっと分厚いスエイ日記の方が凄いぐっと伝わるものがあったなぁと。秋田の話は興味深かったですね、なるほどねって。でも末井さんの人生は何度読んでもジェットコースター過ぎる。ただW不倫のところは綺麗に書きすぎでしょーっと突っ込みそうになりました
読了日:10月9日 著者:末井昭
泡沫日記の感想
いろんな初体験を含む日記的エッセイ。酒井先生面白いのだけれど、日記としては一辺が長すぎてただのエッセイになってしまってるのが残念。これなら表題を付けた方が良かったかも。なんかもっと作家としての普通の1日を綴っておられたら面白かったのになという感想。 同年代なので頷くことが多すぎて(笑)
読了日:10月7日 著者:酒井順子
悪童日記 (ハヤカワepi文庫)の感想
この子たちは何なんだろう。教わるのではなく、勝手に生き抜く知恵をお互いで考える、大人からは吸収してない感じ。悪童とされる彼らは何も恐れない、何も感じない、悪びれない。
びっくりするくらい冷静で上手く切り抜ける。その為に双子は常に一緒。ラスト駆け足気味だったが、三部作とのこと。読まずにはいられない傑作。
読了日:10月7日 著者:アゴタクリストフ
一私小説書きの日乗 野性の章の感想
私はこの人の日記が何故か好き。変に誰かを持ち上げるでもなく、怒りっぽい氏のそのままの生活が垣間見れるし。あわよくば読まれている本の氏なりの評価もあれば嬉しいところ。
読了日:10月4日 著者:西村賢太
文盲 アゴタ・クリストフ自伝の感想
私は彼女の著書を、読んだことがない、ベストセラーなのに。
この自伝は凄くっ薄いけど凄く濃い
日本人ではほぼありえない世界観があっという間に読了にさせました
読了日:10月1日 著者:アゴタ・クリストフ
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